正直言って、つまらない上に長い記事です。一連の「05 マニトウ ブラックシリーズ 分解復元手順」(かも?)を今まで未読の部分も含め、ひとまとめにした記事です。
いくら穴埋め記事と言っても章ごとにバラバラでは読みにくい。それに、実際に分解作業をする時には、紙に印刷したものがあると便利です。でも、私のプリンターはインクリボンがとっくに生産中止になってるので、印刷できません。
そこで、手順をひとまとめの記事にして、某所のPCで読み出して印刷しちゃおうっていうモクロミ。姑息を通り越してエゲツナイです。
マニュアルの文法も、わからない単語も説明もすっ飛ばして、全く私自身の解釈で手順を書いちゃいます。よって、本内容について私は全く責任は持てません。正しい手順については、05ブラックシリーズのWebマニュアルを参照して下さい。
また、実際に作業して手順の間違いに気が付いても、この記事は手直ししないつもりです。でも、作業した内容を別途写真付きで記事にするかもです。
<05 マニトウ ブラックシリーズ 分解復元手順> かもしれない
● 分解手順
◎ アウターレッグの取り外し
① 先ず、フォークを必ず最長トラベルに設定してください。
② フォークをひっくり返してください。そして、リバウンドアジャスターノブ(青)を取り付ける固定スクリューを取り外してください。 [使用工具]:固定スクリューを外す為の2mmアーレンキー
③ 左レッグ(乗車状態から見て左側)の下部から、11mmのコンプレッションロッドのボルトを取り外してください。 [使用工具]:11mmソケットドライバーかスパナ
④ 右レッグ底にあるリバウンドダンパーシャフトの端部に、8mmのアーレンキー差し込んでください。アウターレッグの中にあるダンパーシャフトを緩めるために、アーレンキーを時計廻りに回してください。アウターレッグの中のダンパーシャフトが、見えなくなる方向にダンパーシャフトを回すことになります。 [使用工具]:8mmアーレンキー
⑤ 「セミバス」潤滑システムでの作業: フォークレッグの下部を、地面に置いた廃オイルパンの上に置いてください。アウターレッグの中のセミバスオイルがオイルパンに垂れるように、フォークを下向きにオイルパンに向けて、アウターレッグを引いてください。完全にインナーレッグからアウターレッグを引き抜いてください。そして、アウターレッグ内側とインナーレッグの、余分なオイルを拭き取ってください。 [使用工具]: オイルパンとウェス
アメリカの回復アイダホフォールズ
◎ TPCコンプレッションダンピングアセンブリの取り外し
※ アセンブリは、乗車状態から見て、クラウン左側上面にあります
① コンプレッションダンピング調整/ロックアウトが装備されているフォークの場合: 反時計回りにノブをいっぱい回して、コンプレッションダンピングを最小にしてください。
② ダンピングアセンブリの調整ノブをとめている2mmのアーレンスクリューを外しててください。
③ 調整ノブを取り外してください。そして、クラウンからコンプレッションアセンブリを緩めて抜いてください。ネジを緩めるようにアセンブリを回して、アセンブリをクラウンからそっと上方へ引き抜いてください。(メモ:アセンブリがクラウンから引き抜かれるとき、インナーレッグから少量のオイルが出てくるので注意してください。) [使用工具]:26mmソケット
◎ SPV或いはTPCリバウンドダンピングアセンブリの取り外し
① 右レッグからダンパーエンドキャップのねじを緩めて抜いてください。、そして、インナーレッグから、SPV或いはTPCダンピングアセンブリを引き抜いてください。
② SPVVバルブの機能をチェックするためには:(省略) [使用工具]:24mmレンチか、8-10'モンキー
◎ エアフォーク: エアピストンとコンプレッションロッドアセンブリの取り外し
① シュレーダーバルブを覆うエアダスト・キャップを取り除いてください。
a.シュレーダーバルブを押し下げ、空気を抜きます。
b.20mmソケットで、左レッグの上端にあるエアキャップを取り外します。
② 2mmのアーレンキーで、リバウンド調整ノブを取り外してください。
③ 8mmのアーレンキーで、右レッグ下端からダンパーシャフトを時計廻りにアウターレッグに押し込む方向に回してください。
④ 左レッグの下部から11mmボルト(コンプレッションロッド・ボルト)を取り外してください。
⑤ インナーレッグをアウターレッグから抜くとセミバスオイルが漏れるので、オイルパンの上で、アウターレッグからクラウン/コラム/インナーレッグ・アッセンブリを取り外してください。
⑥ フォークの再組み立ての前に、すべてのセミバスオイルを必ず排出してください。
⑦ 左インナーレッグから、左レッグのエンドキャップとコンプレッションロッドアセンブリを取り外してください。これにより、スプリングとエアピストンロッドは取り外せます。
ロードスター用コンバーチブルトップ
⑧ 長さおよそ18インチ/458mm且つ、直径1/4インチ/7mm以下の細長いロッドを用意してください。そして、それを左レッグの下部からレッグ内に挿入してください。必ずロッドを、インナーレッグの途中にあるネガティブスプリングアセンブリの中心に通してください。ロッドがエアピストンに接触したら、ゴムハンマーで、インナーレッグ先端からピストンを叩き出してください。
(エアピストンを外すと再使用できないと読み取れる記述があるから、必要なければ、エアピストンは外さない方がいいかも。)
※ (左インナーレッグにロッドを挿入して、ゴムハンマーでロッドを叩いている写真の説明): 長いロッドでピストンを叩き出します。
● 組み立て手順
◎ コラムクラウンアセンブリアの組み立て(エアスプリングフォーク)
① 左インナーレッグのシャフトの端から端まで、指で少量のPrep-Mグリスを塗ってください。
② エアピストンの外径に、少量のPrep-Mグリスを塗ってください。
③ インナーレッグの先端のシャフトが通された方向から、エアピストンを(金属側が上にある状態で)インナーレッグに挿入してください。指を使って、インナーレッグにシャフトの先にあるピストンを押し込んでください。
④ グリースをよく塗りこんだエアプッシュ・ロッド、ポッシブ・スプリング、およびコンプレッションロッドアセンブリを挿入しててください。規定トルク値でコンプレッションロッドを締め付けてください。
⑤ ピストンの上におよそ3ccの40wtオイルか、良質の自動車エンジンオイルを垂らしてください。そして、エアキャップアセンブリを挿入してください。規定トルク値でエアキャップを締め付けてください。
⑥ ダンパーシャフトを完全に伸ばしてください。そして、インナーレッグのエンドキャップ面にダンプラバーを当ててください。インナーレッグのアッパーブッシュからアウターレッグにクラウン/コラムアセンブリをはめてください。
水平にフォークを持ち、それぞれのアウターレッグの下部の穴に16ccの5-40wt セミバスオイルを注入してください。スポイトを使うのが適当でしょう。
⑦ ロアブッシュをアウターレッグに押し込んでください。そして、4mmのボルトを挿入してください。次に、反時計回りに8mmのダンパーコンプレッションロッドを規定トルク値で締め付けください。
※ (エアピストンの写真の説明): 金属面を上に向けて、エアピストンをインナーレッグに挿入します。
日産、 240SX 、コンバーチブルトップ、交換手順
※ (クラウン上面から見た左レッグの写真の説明): ピストン挿入前に、薄くグリースをシャフトとピストン外側に必ず塗ってください。ピストンの上にに3ccの油を注ぎ込んでください。
◎ クラウンアセンブリ、ダンパーアセンブリの組み立て手順
① ここでは、インナーレッグ下端に、SPV或いはTCP リバウンドダンピングアセンブリを取り付けます。SPVバルブの機能をチェックして、アセンブリの先端のピストンの周りにあるO-リングにPrep-Mグリースを薄く塗り、規定トルク値にエンドキャップを締め付けます。
② クラウン/コラム/レッグアセンブリの右側上、アセンブリのクラウン側を手前に向けます。SPV或いはTCPダンピングアセンブリのロッドをいっぱいに延ばします。次に、右側インナーレッグにダンピングオイル(P/N: 85-0023)をレッグの1/4程注ぎます。
そして、右側インナーレッグの先端をウェスでカバーします。次に、SPV或いはTCPダンピングアセンブリのロッドを上下におよそ5回ストロークさせます。これにより、オイルがピストン内部に行き渡り、エア溜まりを生じさせないでしょう。
ダンピングアセンブリを完全に取り出し、インナーレッグに指定されたオイルレベルにダンピングオイルを注ぎます。
③ ボリュームコントロール或いはTPC コンプレッションダンピングアセンブリを右側インナーレッグ先端から挿入します。そして、規定トルク値で締め付けます。
次に、コンプレッションダンピング調整ノブを取りつけ、2mmのアーレンスクリューで固定します。
赤いボリュームコントロールの16mmヘキサナットのネジを抜き、インナーレッグへ反時計回りに全て締め込んでください。
④ 以上で、クラウン/コラム/レッグアセンブリは完成です。
⑤ [使用工具]: 8-10"モンキーレンチ、マニトウボリュームコントロールアジャスター(P/N: 85-3007)、24mmソケット、20mmソケット、メートル法の定規。
◎ アウターレッグの組み立て手順
① 左インナーレッグのコンプレッションロッドと、右インナーレッグのSPV或いはTPCリバウンドダンパーシャフトが向くように、完成したクラウン/コラム/レッグ アッセンブリーを逆さにしてください。
ダンパーシャフトの下端のダンプラバーが見えます。このダンプラバーは、アウターレッグをインナーレッグに嵌める際に、シャフトを延ばしたままに保つ助けになります。
SPVモデルの場合、右レッグ先端のシュレーダーバルブから、ダンパーレッグにエアを入れる事により、シャフトが無用に動くのを抑えられるでしょう。
② エンドキャップに向かってダンプラバーを寄せながら、リバウンドダンパーを延ばしてださい。ダンプラバーは、インナーレッグをアウターレッグに差し込む際、ダンパーシャフトが縮んでしまうのを抑えてくれるでしょう。
③ インナーレッグを、アウターレッグに半分ほど押し込んでください。そして空中で地面に対しおよそ45の角度に(上を下に向けた状態で)フォークを持って、アウターレッグにセミバスオイル( 5/40wt合成潤滑油、P/N:85-0022)を注入してください。それぞれのアウターレッグに16ccオイルを注いでください。オイル注入するのにスポイトを使用すれば容易に作業が出来ます。
④ ダンパーシャフトがアウターレッグに接するまで、インナーレッグアセンブリをアウターレッグに押し込んでください。アジャスターへックスシャフトはわずかにアウターレッグからはみ出る筈です
⑤ アウターレッグ下端のネジ穴ににダンパーシャフトを通して、8mmのヘクサレンチでダンパーシャフトを反時計廻りに回して規定トルク値で締め付けてください。
⑥ リバウンド調整ノブを、へクスシャフトに取り付けてください。インディケータがアウターレッグ下端外周の凹凸形状によって止められるまで、ノブは回るはずです。そうでなければ、ノブを取り外し、フルトラヴェルに達するまで、1/6回転でづつずらしてへクスシャフトに再取り付けしてください。
⑦ コンプレッションロッド(左レッグ)のねじを規定トルク値で締め付けてください。
⑧ [使用工具]: 8mmアーレンキー、2mmアーレンキー、11mmナットドライバー或いはレンチ、潤滑用セミバスオイル、エアポンプ
以上で、分解、組み立て手順はおしまいです。しかし、私のブラックプラチナにはIT(ストローク調整)が付いています。ITのマニュアルは5ページもあります。後は、斜め読みと分解写真を見て分解しちゃいましょう。
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